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■ 昨日の自分「マジでもう行かん」
たとえば日曜の夜。
財布はスッカラカン、体力もメンタルもボロボロ。
ATMの残高照会してため息ついた後、
心の底からこう思うわけです。
「もう無理。二度と行かん。」
Twitterにも書くし、手帳にも書く。
“ギャンブル断ち”って検索して、禁パチのブログ読む。
その日は本当に、本当にやめる気なんです。
■ けど、次の日にはホールの前にいる

でもなぜか月曜の仕事帰り、
無意識でホールの駐車場に入ってる。
「ちょっと覗くだけ」
「新台見たいだけ」
「今日は1,000円だけ」
……気づいたら2万使ってて、昨日と同じ景色に戻ってる。
このとき思うのが、
**「昨日の自分、どこ行った?」**ってこと。
■ ギャンブル依存の怖いとこは、後悔が持続しないこと
ギャンブルの一番の罠は、「反省が一時的」なこと。
・金を失った後
・時間を無駄にした後
・勝っても疲れ果てた後
この瞬間は誰でも「もうやめよう」って思えるんだけど、
脳がその記憶をすぐに薄めてくる。
数時間後には
「今度こそ勝てるかも」
「1万だけなら大丈夫」
「まぁ趣味だし」って変換される。
■ 「もう打たない」と100回は言ってきた
俺は正直、日記帳に「もう打たない」って書いたの50回以上ある。
人に宣言したことも何回もある。
SNSでフォロワーに「卒業します!」って言ったこともある。
それでも、また戻ってしまった。
なぜか?
答えはシンプルで、**「感情に任せた決意は長続きしない」**から。
その場の痛みに耐えかねての「もうやめる」は、
痛みが消えたら一緒に消える。
■ “辞められる理由”がない限り、やめられない
感情じゃなく、現実的な理由がないとやめられない。
・カードが止まった
・借金が限度額
・家族にバレた
・任意整理でホール通い不可能
このくらい現実が突きつけられて、
ようやく本気で考え出す。
そう、ギャンブルをやめるには**「意思」じゃなくて「環境」が必要。**
■ 「もう打たない」は嘘でもいい。何度でも言え

でもね、だからって「もう打たない」を言わなくていいわけじゃない。
何回でも言っていいと思う。
100回でも200回でも、「もう打たない」って言う。
それが嘘だったとしても、本当にやめられた1回が人生を変えるから。

■ 結論:「昨日の後悔」は今日の行動を変えるチャンス
人間は忘れる生き物。
でも、それでも思い出そうとする力があれば、変われる。
・昨日の自分がどう思ったか
・その夜どんな後悔をしたか
・次こそ本当に抜け出したいと思った気持ち
それを言葉にして、記録して、忘れないようにしてみる。
いつかきっと、「あの時の“もう打たない”は、本物だった」
そう言える日が来る。
