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金がない。だけど、腹は減る。どうすんの?
借金生活って、本当に「食べること」すら苦しくなる。
当時の俺は、財布に2桁の小銭しかない日が続いてた。
カップ麺すら買えない。コンビニのおにぎりも高級品。
でも、どんな状況でも腹は減る。こればかりはどうしようもない。
冷蔵庫を開けると、冷気すら出てないほどのスカスカ。
そんな状況でも、なんとか一週間、生き延びた。
俺の“白米だけの一週間生活”の話、ちょっと聞いてってくれ。
白米と塩だけ。それが“ごちそう”だった
俺が最初にやったのは、家の食材を全部ひっくり返すこと。
冷蔵庫には何もない。でも、米びつの奥にちょっとだけ残ってた米。
5合くらいはあったと思う。それが命綱になった。
炊飯器で1合炊いて、ラップに小分けして冷凍。
「1日2食、1週間持たせるにはこれくらいのペースだな…」
そんな風に計算しながら、ひたすら米を食ってた。
おかずなんて贅沢なものはない。
塩をちょっと振るだけ。たまに、家の隅で見つけたふりかけが、まるでご褒美だった。
“白米だけの飯”って、想像以上にキツい。
満腹にならないし、栄養もないし、何より気分が沈む。
でも、**「今日も飯が食えた」**って事実が、心の支えになってた。
飢えをしのぐ裏ワザたち
このとき、いろんな“空腹しのぎテク”も試した。
- 水をガブ飲みして胃をふくらませる
- 氷を口に含んで空腹を紛らわす
- 寝ることで空腹時間を飛ばす
- スーパーの試食コーナーを何軒も回る(←恥を捨てる覚悟が必要)
なかでも、炊いた白米を「おかゆ」にするのはマジで有効だった。
水でかさ増しして、ボリュームを演出するという涙ぐましい努力。
「なんか今日は多く食えた気がする」って、錯覚でも幸せだった。
あと地味に助かったのが、職場でもらえる“差し入れ”。
余ったパンとか、お菓子とか、まじで神の恵みだった。
バイト終わりの一言、「持って帰っていいよ?」が、どれだけ嬉しかったか…。
食えない生活が教えてくれた「感謝」と「視点の変化」

この一週間で、俺は食のありがたみを骨身に染みて理解した。
当たり前に食べてた弁当、ラーメン、牛丼…。
それがどれだけ贅沢だったかを痛感した。
そして何より、「食えるって幸せだな」って、純粋に思えた。
たとえそれが白米だけだったとしても、「食える」「生きてる」ってだけで、人間って頑張れるんだなって思った。
さらに、この経験は“副業や仕事への意識”にも影響した。
「金を稼がなきゃ、またあの生活に逆戻りだ」って恐怖が、
俺を突き動かした。
実際、この時期を越えてから、副業にも本腰を入れるようになったし、生活習慣も変わった。
食うために、動く。生きるために、稼ぐ。すげぇシンプルな理由だったけど、それが一番強かった。
これから借金を返す人に伝えたい「命を守る節約術」
もし今、金がなくて食費すら危ういなら――
- 米だけはなんとか確保しよう(米は命)
- 塩・ふりかけ・だし粉はコスパ最強
- 冷凍保存と“かさ増し”で長持ちさせる
- 食費を切り詰めるより、まず収入を作る努力を
- 恥ずかしさより「生きる」が優先。プライドは捨ててOK
俺もそうだったけど、「食えない時期」って絶対にある。
でも、そこをどう乗り越えるかで、その後の人生って変わるんだよな。
今でも、白米だけの飯を見ると、あの頃を思い出す。
「もう戻らないようにしよう」って、心に誓う。
あの一週間があったから、今の俺がいる。
食えない日々に、感謝するなんておかしいかもしれないけど――
俺は、あの白米に、ありがとうって言いたい。

