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■ 「今日で最後」に限って勝てる、あの現象
「もう辞める。今日で最後にする。」
これ、パチンコ・スロット好きなら一度は言ったことあるセリフだと思う。
そしてその日に限って、
・座ってすぐ当たる
・設定6レベルの挙動
・閉店取り切れず終了
……やめさせる気ある?
■ 勝ち逃げできれば卒業できたかもって話
「今日勝ったら、これで本当に終わり」
そう言いながら、勝って帰った夜。
財布の中には数万円。
久々に心に余裕ができて、未来の計画まで立てる。
「もう行かなくて済む…」
「これで借金返済に回せる…」
でもなぜか、次の週にはまたホールの駐車場にいる。
■ なぜ“辞めたい時”に勝たせてくるのか

これ、多分だけど「神様のイジワル」じゃない。
ギャンブルって、**“引き際をミスらせる仕組み”**になってる。
辞め時=勝ち時。
つまり、「勝ってるうちに去る」のがベストなはずなのに、
勝ったらまた“味を占めて”戻ってくる。
「また出るんじゃね?」
「この間みたいなヒキ、あるかも」
→ 負ける → 悔しい → また行く →(ループ)

■ 2連勝中の俺「もしかして才能ある?」

人間って単純だから、2回勝つと「覚醒した?」ってなる。
さらに借金があったり生活がカツカツだと、
“副収入の柱”とか言い出す。
「俺、スロットのセンスあるかも」
「この調子なら月に5万は堅い」
→ 3回目で全額負けて泣く。
■ 「辞めるなら勝ってる今!」が一生できない
・やめ時=勝ってる時
・でも勝ってる時は気分がいい
・「もうちょい行けるかも」と欲が出る
・結局やめられない
ギャンブル脳って、未来の損より今の興奮を取る癖がある。
そして勝つたびに「ほら見ろ!」って自己肯定感上がる。
だからやめるチャンスすら、“勝利”が潰してくる。
■ 勝ち逃げは奇跡。習慣化したら卒業できる
正直、勝ち逃げってめっちゃ難しい。
けど、それができる人はギャンブルから抜けられる。
辞める時って、“負けが続いてもう限界”ってタイミングじゃないと無理。
でも、本当にスパッとやめたいなら、勝った時に決断するしかない。
・財布に余裕がある今
・勝って気持ちよく終われる今
・「また戻ろう」が来る前に、距離を置く
そういうタイミングを、“人生の分岐点”として使うべき。
■ 勝ったら卒業、は幻想。でも、それを超えられたら本物

最後に、俺の失敗談をひとつ。
「この5万円で最後にしよう」って決めた日、
見事に大勝ちして、15万円になった。
もう満足。
その夜、「もう俺、ギャンブル卒業だわ」ってツイートまでした。
でも次の週、なぜか5スロの島にいた。
そして、1万円負けて帰った。
あの15万円が、“卒業金”じゃなくて“軍資金”になった瞬間だった。

■ 結論:ギャンブルは「やめる理由」を潰してくる
勝てば辞められる。
そう思ってる人ほど、勝って辞められない。
勝ったことで
・また来たくなる
・自分の才能を信じ始める
・「もっと稼げるかも」と欲が出る
つまり、勝利は辞め時を壊すトラップ。
だから、辞めたくなったら「負けた時」より
「勝ってる今」の行動がカギになる。
やめ時に勝利で誘惑してくるギャンブルは、本当に罪深い。
でもそこで一歩引けるかが、人生の分岐点だ。
