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■ 現金がなくても打てるシステム、それがクレカの罠
給料日前。
財布の中には、100円玉が2枚。
普通の人なら、ここで「今日はやめとこ」ってなる。
でも、ギャンブル脳は違う。
「クレカのキャッシング、まだ枠残ってるやん…」
そう思った瞬間、もう体はATMに向かってた。
■ ATMの前での“自分との戦い”の敗北
ATMの前で「今日はやめとこ」と思う。
でも、そこには“自分に都合のいい言い訳”が並ぶ。
・今日の新台、相性良かったはず
・たぶん最初に当たる気がする
・1万円だけなら、すぐ返せる
1万円を引き出すまで、かかった時間は5秒。
自分との戦い、秒で敗北。
■ キャッシングって、使い始めると麻痺する

最初は「1万円だけ」のつもり。
でも、使い始めるとどんどん麻痺してくる。
「今日もキャッシングしとくか」
「あと5,000円あれば逆転できるかも」
気づいた頃には、
キャッシング枠の上限まで引き出してた。
金利?返済計画?
そんなものは「未来の自分がどうにかしてくれる」と思ってた。
■ 利息って、マジで鬼
1万円キャッシングして、利息数百円。
「それくらいならいいじゃん」って思ってた。
でも、毎月借りてると、チリツモで爆発する。
しかも、元金が減らない。
「返してるのに残高が減らない」地獄。
これが、クレカ地獄の真骨頂。
■ 「現金がないのにギャンブルできる」の異常さ
冷静に考えてみてほしい。
普通の買い物なら、現金なければ諦めるよね?
でも、ギャンブルだけは「借りてでも打つ」。
これは、もう中毒なんだよ。
理性より、脳汁優先。
勝てる保証もないのに、
「もしかしたら…」の妄想だけでATMを操作してる。
■ クレカの明細が来た瞬間の絶望感
月末、クレカの明細メールが届く。
「ご請求額:56,327円」
その中に、何に使ったか分からない“ATM利用”の履歴がズラリ。
1万円、2万円、1万円、5,000円…。
積み重なった“楽しくもない思い出”。
しかも全部、ギャンブルで溶かした金。
■ リボ払い?それ、地獄へのVIPルート
キャッシングだけならまだしも、
途中から「リボ払いにしとこ」って発想に変わる。
毎月の支払いが軽くなる代わりに、
利息はさらにドーン。
“とりあえず今月を乗り切る”ために選んだリボ払いが、
借金の長期化&雪だるま化を招く。

■ 最終的に、任意整理を考えた

俺がクレカのキャッシングをやめたきっかけは、
「任意整理」を視野に入れたときだった。
月の返済額が、もはや収入の半分近くになり、
「もう普通の生活ができない」と思って調べまくった。
任意整理って、
一部の債務を減額できる救済制度なんだけど、
その対象に“クレカのキャッシング”が含まれてる。
最終的に、それでリスタート切った。
でも、本当はもっと早く止めるべきだった。

■ まとめ:キャッシングを使う前に、未来の自分を想像してくれ
クレカのキャッシングは、
一度使い始めると「金が湧く感覚」になる。
だけど、その金には**“利息”という鎖**がついてくる。
もし今、「ちょっとだけ使おうかな」と思ってる人がいたら、
お願いだから、その1万円の“数ヶ月後”を想像してほしい。
そして、ATMの前で
「やめとこ」と言える自分を作ってほしい。
ギャンブルするなら、せめて現金の範囲で。
キャッシングを覚えたら、勝ち負け関係なく、もう負けだ。
