
俺がこのセリフを口にしたの、たぶん人生で205回目くらい。
朝、目覚ましのアラームより先に決意を固めて、財布の中身もチェックして、念のため現金を持たずに出発。完璧。
……だったはずなんだけどね。
帰宅時、なぜか財布は空っぽ。そして口座の残高は数千円。
あれ?ATM寄ってたっけ?
いや、逆にATMが俺を寄せたんだと思う。これはもう、陰謀だ。俺の意思じゃない。
目次
打たないって決意した朝は、いつもより気分がいい。
不思議なもんで、「今日は打たないぞ!」って思ってる朝は、なぜか空気がうまい。
コーヒーもうまいし、出勤中に見える景色もなぜかキラキラしてる。
「これが、ギャンブルの呪縛から解き放たれた感覚か…!」なんて勝手に感動してる。
財布の中身は1,000円。現金は電子マネーにチャージして、絶対にパチ屋に吸い込まれないように完璧に対策。
“何も持たなきゃ、行きようがない理論”ね。
わかるひといるよね??
昼休みも、パチンコ系のアプリとか、YouTubeや、ギャンブル系のSNSは一切見ない。
なんなら副業のこと調べたりして、「自分、変わったかも?」とかちょっと誇らしげになってた。
……午前中はね。
仕事終わり、気づいたらATMにいた。なぜ?

で、問題はここから。
仕事終わりにちょっとスーパー寄って、晩飯でも買って帰るつもりだったんよ。
でも気づいたら、近所のコンビニのATMに立ち寄ってた。
「あれ?俺、なにか支払いあったっけ?」って。
ないよ。
支払いなんて、来週だし。完全に無意識。
ATMの前で、自分の指が勝手に4桁の暗証番号を入力してるのを見て、なんか感動したよね。
「俺の指、学習してやがる…!」って。
気づいたときには、3万円おろしてた。
そのお金が手元にあると、もうダメなんよね。
「あれ、今日アツい日だったっけ?」とか、行く理由を無理やり脳が作り出す。
完全にギャンブル脳。まじで手ごわい。
打ち始めたら、思い出す“いつもの感じ”

で、結局パチ屋に吸い込まれるんだけど、座って数分で思い出すんだよ。
「そうだ、俺、今日は打たない予定だったわ」って。
でももう遅い。
ボタン押して、リール回して、当たらない台にイライラして、席立とうか悩んで、他の空き台見て回って……。
最終的には、さっきまでの「今日は違う一日になるはずだった俺」なんて、どっか行っちゃってる。
現金は当然のように消滅。
出玉は0個、テンションもマイナス。
なのにまた「明日こそは行かない!」って誓って帰るんよな。
もう恒例行事。
結論、ATMは悪くない。悪いのは俺だ。たぶん。
ほんとは分かってる。ATMはただの機械で、何も悪くない。
でも、ATMがなければパチ屋にも行けない。だからやっぱりATMのせいなんだと思う。
(※責任転嫁です。わかってます。)
ただ、こういう失敗の中にも、毎回ちょっとした「気づき」はある。
例えば「電子マネーだけにしよう」とか、「財布持たずに出よう」とか。
で、それを毎回破って、同じループに戻る。
でもたぶん、このループを抜け出した瞬間、俺は少しだけ人生変わる気がしてる。
【まとめ】“やらかし”を笑いに変えて、今日も反省会。
ギャンブルって、勝っても負けても「やってしまった感」が残る遊び。
特に、やらないって決めた日に限って打ってしまうと、罪悪感も倍増するよね。
でも俺はこのブログで、そんな“負け組の日常”を晒して、せめて笑いに変えていきたいと思ってる。
そして、いつか「今日は本当に打たなかった」って記事を堂々と書けるようになったら、ちょっと褒めてほしい。
…ということで、今日もありがとう。
また明日も、ATMの誘惑と戦ってきます!
