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借金まみれの朝は、なぜか静かだった
目が覚めた瞬間、「終わったな」と思った。
通帳の残高は3桁、財布には小銭、返済期日は目前。
でも不思議と焦りやパニックはなくて、ただ静かだった。
まるで、もう底を打ったって自分でわかってたみたいな。
借金300万。理由は明確。ギャンブルとリボ払い、あと見栄。
パチンコで増やそうとしては負け、足りない分はクレカで埋める。
そんな生活を何年も繰り返した結果がこれ。
この日、ようやく「このままじゃマジでヤバい」と、現実を受け止めた。
「とりあえず今日、死ぬ予定はない」
まず考えたのは「生きることにするか、終わらせるか」。
ちょっと重い話に聞こえるかもしれないけど、本気でそのレベルだった。
でもその日、コンビニでカップラーメン買ってる自分を見て、
「あ、今日死ぬ気ないな俺」って思った。
人間、カップ麺買ってるうちはまだ大丈夫。そう信じた。
「じゃあ、何から変えるか」
そこから“逆転への軌跡”が、少しずつ始まった。

ギャンブルで増やす思考を捨てた日

いちばん最初にやめたのが、**「パチンコで借金返そう」**という発想。
冷静になればわかるけど、今までそれで増えた試しがない。
むしろ、借金のほとんどは“勝つつもりだった日”に生まれてた。
ギャンブルでの逆転は一瞬。でもその一瞬のために失ったものが多すぎた。
金も時間も、信頼も。
だから「増やす」じゃなく、「減らす」方向に舵を切ることにした。
まずは支出を止める。
行かない、触らない、YouTubeも見ない。
できそうでできないことを、必死でやった。
借金は現実。でも、人生はまだ終わってなかった
債務残高は減らないし、利息は毎月しっかり襲ってくる。
でも、「このままじゃダメだ」って気づいたその日から、少しずつ行動は変わっていった。
・メルカリに出品してみた
・クラウドワークスを登録してみた
・AIで何ができるか調べてみた
・この体験をブログにしてみようと思った
どれも「今日の収益0円」なんてザラだったけど、
1日、また1日と重ねていくうちに、「あれ? 俺、変わってるかも」って思う日がきた。

まとめ:逆転の第一歩は、“気づくこと”だった
正直、借金300万円を抱えた時点で「人生詰んだ」と思ってた。
でも、その日を振り返ると、実は“スタート地点”だったんだなと思う。
気づけたこと、諦めなかったこと。
「もう無理」って思いながらも、なんとか1歩目を踏み出したこと。
そこからすべてが始まった。
もし今、同じように絶望の中にいる人がいたら伝えたい。
「気づいた瞬間」が、人生が動き出す瞬間。
次回は、実際に行動を始めてどうだったのか。
副業で1円稼げた日の話をしようと思う。

