
「普通に生活できるって、こんなにありがたいことだったんだな。」
借金300万、どん底生活から這い上がって、
ようやく“普通”を手に入れたとき、心からそう思った。
金持ちになったわけじゃない。
高級車を買ったわけでも、ブランド物を持ったわけでもない。
ただ、当たり前に働いて、
当たり前に家賃を払って、
当たり前にスマホが使えて、
当たり前にコンビニで弁当が買える。
この「普通」を取り戻すまでに、何年もかかった。
目次
ギャンブル漬けだった頃、「普通」は夢のまた夢だった

当時の俺は、本当にボロボロだった。
- クレカは止まり
- 携帯も止まり
- 家賃も滞納し
- 財布には小銭しかない
そんな状態で、毎日パチンコ屋に通っていた。
「今日こそ勝って、なんとかしよう」
「一発逆転しかない」
そんな思考に取り憑かれて、どんどん自滅していった。
当然、友達とも疎遠になるし、家族にも心配かけるし、
社会との接点すら、どんどん薄れていった。
“普通に生きる”なんて、もう無理だと思ってた。
逆転への第一歩は「地味な積み重ね」だった
そこからどうやって抜け出したかというと、
派手なことは一切してない。
・副業で少しずつ稼いで
・節約して支出を減らして
・毎月、最低でも1万円は返済に回す
そんな地味すぎる行動を、ひたすら繰り返しただけ。
一発逆転なんてなかった。
地道に、コツコツ、借金を減らしていく。
最初はめちゃくちゃしんどかった。
でも続けていくうちに、少しずつ景色が変わってきた。
- スマホが止まらなくなった
- クレカの審査に通った
- 人と普通に約束ができるようになった
少しずつ、少しずつ、“普通”が戻ってきた。
普通の生活に戻ったとき、涙が出た

全部返済できたわけじゃない。
それでも、久しぶりにちゃんと給料が振り込まれて、
そこから家賃を払ったとき。
「うわぁ、俺、ちゃんと生きてるじゃん…」って思った。
何気ないことだった。
振り込み→家賃引き落とし→光熱費も払う→冷蔵庫に食材がある。
それだけで、涙が出そうになった。
昔は、これができなかった。
毎月、「今月どうしよう」「どこから金借りよう」って、そればっかり考えてた。
それが今は、ちゃんと自分の力で、生活できてる。
それがどれだけ尊いことか、身に沁みた。
「普通」を続けることが、実は一番難しい
ギャンブルで地獄を見たからこそ思う。
「普通に働いて、普通に支払いをして、普通に生きる」
これって、めちゃくちゃ難しい。
めちゃくちゃ偉い。
一発逆転なんて狙わず、
地道に生きる。
派手な刺激もないし、
爆発的にお金が増えるわけでもない。
だけど、心は確実に穏やかになった。
毎日、不安で押しつぶされるようなこともなくなった。
“普通”の生活こそが、
一番贅沢で、一番幸せなことだったんだ。
「もっと上」を目指したくなった
もちろん、満足だけじゃ終わらない。
普通の生活を手に入れたら、今度は「もっと上」を目指したくなった。
・副業収入をもっと増やしたい
・投資にも挑戦してみたい
・将来、好きな場所に住めるようになりたい
欲が出るようになった。
でも、この「上を目指す欲」は、昔のギャンブル脳とは違う。
「堅実に積み上げて、じっくり結果を出す」
そういう健全な欲だ。
これもきっと、普通の生活を手に入れたからこそ、芽生えた感情だと思う。
まとめ|普通の生活ができるだけで勝ち組だ

もし今、借金で苦しんでる人、ギャンブルで地獄を見てる人がいるなら、伝えたい。
普通に生活できるだけで、マジで勝ち組だよ。
・人と普通に話せる
・家に帰ったら電気がつく
・スマホが普通に使える
・給料日にちゃんと振り込まれる
これ、全部奇跡みたいなもんだ。
一発逆転なんか狙わなくていい。
普通を続けるだけで、人生はちゃんと変わる。
俺はそれを、身をもって知った。

