
■最初の一歩は「タンスの中身」から
副業、始めるぞ!
そう思って最初に手を出したのがメルカリだった。
「家にある不用品を売るだけ」
「初心者でもすぐ売れる」
「写真撮って出すだけ、かんたん」
──そんな言葉を信じて、俺も始めた。
クローゼットから着てない服、押し入れから昔のゲームソフト、使わなくなった家電…。
「うわ、これ意外といけるじゃん!」
売れたときはほんとに嬉しかった。コンビニで発送するときのあのドヤ顔、今でも覚えてる。
でも、それはほんの入り口。
“地獄の副業”が、ここから始まった。
■売るものが尽きる→「仕入れ」へ
身の回りのモノがひと通り売れたあと。
多くの人がここで辞める。でも俺は違った。
「まだ…いける…!」
そう思って、メルカリ仕入れ沼に突入。
・セカスト、ハードオフ巡り
・フリマアプリで転売用に安く買う
・Amazonでセール品を買って利ザヤ狙い
──全部やった。
でも、気づいたんだ。俺、センスない。
何が売れるのか、まじでわからん。
「これは絶対売れる!」と思って仕入れたやつが、ずっと在庫で残ってる。
売れない=利益出ない=在庫増える=部屋狭くなる
という負のループ。あれ?これ副業じゃなくて損業では?
■送料・手数料で「実質赤字」

「メルカリ、めっちゃ売れた!」
そう思ってた月でも、計算してみたら利益は微々たるもんだった。
・売上5,000円
・送料:750円
・メルカリ手数料:500円
・梱包資材:100円
・ガソリン代:300円
・仕入れ原価:3,000円
→利益:350円
ちょ…働いた時間5時間で350円て…。
**時給70円。**ブラックバイトのほうがマシやん。
しかも梱包して、発送して、問い合わせ対応して、
「もっと値下げできますか?」とか「汚れありますか?」みたいな鬼DMにも対応して…。
副業ってこんなに疲れるもんだったっけ?

■「稼げてる風」の自分に酔ってただけ
副業=自立してる感
メルカリ=賢く稼いでる感
…そう、“感”だけで生きてた。
実際は月に1,000円も利益出てなかった。
それでも「俺、頑張ってる」って思いたくて。
ツイッターでは「メルカリ月5品売れました!」って投稿してたけど、
利益はマイナスだったなんて、恥ずかしくて言えなかった。
現実は、**「在庫の山と生活苦」**だった。

■まとめ:メルカリ副業は「地道」に勝る
もちろん、ちゃんと稼いでる人もいる。
リサーチしまくって、ジャンル特化して、発送も効率化してる人たち。
でも俺みたいな「なんとなくで始めた人間」には、メルカリ副業は甘くなかった。
↓↓↓
メルカリ
・在庫を持つ怖さ
・送料と手数料の重さ
・売れないと焦る気持ち
・「値下げしてくれ」コール地獄
これ全部乗り越えて、やっと利益数千円。
そんな現実を知って、俺は方向転換した。
いまは「自分の体験」をブログにしてる。
失敗談でも、正直に書けば誰かの役に立つ。
そっちのほうが、心もラクだったりする。