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■「返済日=再借入日」ってどういうこと?
給料日──それは本来、希望の日。
でも俺にとっては地獄のカウントダウン開始日だった。
給料が入る。
↓
支払いに追われる。
↓
口座が空っぽになる。
↓
カードローンで借り直す。
「借りたら返す。返したらまた借りる」
まるでマネー版・永久機関。
…いや、ただの自転車操業。
最初は「3万円だけ」だった借金も、
気づけば30万、50万、そして100万超え。
増えるスピードがえげつない。
なのに、給料日は月1ペースでしか来ない。
「足りない」が追いかけてくる毎日。
■返済してるのに、借金が減らない理由
「返してるのに減らないんだよね」
これは借金経験者あるある。
なぜか?
答えはシンプル。利息のせい。
たとえば10万円を年利18%で借りた場合、
1年後に返す金額は118,000円。
月々で見ても、1,500円近くが“利息だけ”で消える。
つまり、月1万円返しても、実質8,500円しか元本が減らない。
なのに、追加でまた5万円借りたりしてたら…?
「増える」しかない。
返済してるのに、増える。
これが、心を一番削る。
■「今月こそ抜け出す」は、毎月の口癖

「今月こそ抜け出そう」
「今月はもうATM行かない」
「あと3万稼げば、なんとかなる」
──全部、過去の自分のセリフ。
でもね、気づいたんだ。
この生活してる限り、“なんとか”は、来ない。
だって、収入<支出なんだもん。
副業で少し稼げても、
即スロットに溶かすし、
メルカリで得た数百円も、コンビニの夜食に消える。
「自分のせい」とは認めたくなかった。
けど、現実はいつも容赦ない。
■借金が増えたのは、「足りない」を埋めようとしたから
借金が増える理由って、
「贅沢したから」と思われがちだけど、俺の場合は違った。
・家賃
・光熱費
・スマホ代
・食費
・交通費
・最低限の生活
…これだけで、給料が尽きる。
そこにちょっとの贅沢(=ギャンブル)が加わると、
一気に赤字。
「足りない」を補うために借りた金が、
翌月にはまた「足りない」を呼び込む。
もう…終わらんのよ、このループ。

■まとめ:止めるのは「借金」じゃなくて「言い訳」

借金が増えるスピードって、ほんと早い。
でも、俺が一番怖かったのは、
**「このままでも大丈夫って思ってる自分」**だった。
給料が止まらない限り、生活はできる。
でも、借金が増えてる事実は見て見ぬふり。
「来月から頑張る」で、気づいたら残高マイナス100万。
もし今の自分が、昔の俺に言えるならこう言う。
「止まるのは給料日じゃない。借金に慣れるな。」
