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~食費100円以下、なのに心が救われた夜~
金がないときって、何を食うかより“何で腹を満たせるか”のほうが大事になる。
高級グルメ? そんなもんはSNSで眺めるもので、現実の俺は白米とふりかけ。
でも、その組み合わせが、あのときの俺にはごちそうだった。
「金ない」「腹減った」「でも食べたい」
この三重苦を乗り越えるには、知恵と運と、少しのふりかけがあればいい。
■ 財布の中、残り72円。どうする?
あの夜、俺の財布には72円しか入ってなかった。
コンビニ弁当?アウト。牛丼チェーン?余裕でアウト。
もう水だけ飲んで寝るしかないか…って諦めかけたところで、キッチンをあさったら奇跡が起きた。
・冷蔵庫の中:何もなし
・炊飯器:白米が茶碗1杯分だけ
・棚の奥:誰かにもらったであろう「のりたま」の小袋
「生き延びた……」
マジでそう思った。これだけでご飯1杯いける。満腹とまではいかなくても、“満足”までは届く。
■ ふりかけって、安くてうまくて泣ける
のりたまって、なんであんなに優しい味なんだろうな。
甘じょっぱくて、たまごの風味がほんのりあって、ご飯が進む進む。
子どもの頃は「えーまたふりかけ?」とか言ってたくせに、大人になって食うふりかけがこんなに沁みるなんて。
しかも、これが1袋10円しないんだぜ?
おにぎり1個150円出すより、よっぽどコスパ良いし、何より“感謝できる味”がする。
白米のありがたさを実感できるタイミングって、案外こういう底辺のときだったりする。
■ 食事は贅沢じゃなくて「生きる手段」

その日、俺は白米1杯とふりかけだけで眠りについた。
腹はギリ満たされたし、心はちょっと温かかった。
世の中には、「栄養バランスが〜」「タンパク質が〜」「糖質が〜」って言う人もいるけど、
こちとら“死なないこと”が最優先なんだわ。
栄養?明日考える。
今日はこの白飯とふりかけで乗り切る。それで十分だった。
■ 常備しとけ。ふりかけは非常食だ
本気で思った。
ふりかけって、底辺生活の中では“最後の防衛ライン”なんだと。
缶詰よりも安いし、腐らないし、ご飯があれば成立する。
「何もねぇ…」ってときでも、ふりかけがあるだけで“命をつなぐメシ”が作れる。
白米だけ食うのって、意外とツラい。
でもふりかけがあれば、もう一段階うまくなるし、メンタルも支えられる。
マジで神食品。
【まとめ】白飯+ふりかけで「幸せ」を噛み締めた夜

・財布に72円しかなくても、メシはなんとかなる
・ふりかけは貧乏人の救世主であり心の支え
・白米はただの炭水化物じゃない。人生の土台だ
「底辺飯なんて哀れだ」って笑う人もいるかもしれない。
でも俺は、本当に金がなかった日、白米とふりかけに救われた。
それだけは胸張って言える。
次回は「スーパーの半額シール、命の輝き」について語ろうと思う。
今日も、生き延びてえらいぞ俺。
