
「今日はもう、何も作る気が起きん…」
そんな夜がある。いや、そんな夜しかない。
冷蔵庫の中は、使いかけの野菜と半分腐りかけた卵。
袋ラーメン?ある。よし、それでいこう。
ここで俺は**“全部ぶっこみ方式”**を採用する。
ラーメンという名の沼に、余り物を全部ぶち込む。
これが意外と…最高なんだよ。
目次
■ 袋ラーメン、それは最強のキャンバス
インスタント袋ラーメン。
5食入りで198円のアレ。
安い・うまい・保存きく。もはや三種の神器。
塩・しょうゆ・味噌。どれでもいい。
とにかくスープがあるだけで、他の食材を全部“肯定”してくれる。
冷蔵庫にちょっと残ったキャベツ、しなしなネギ、昨日の焼肉のタレの残り。
ぶち込め。すべて袋ラーメンが受け止めてくれる。
■ 「ぶっこみラーメン」の作り方(我流)
- 鍋に水を沸騰させる
- 野菜や肉など、火が通りにくいものから順にぶち込む
- ラーメンの麺と粉スープを投入
- 最後に卵を落とす(溶いてもいいし、そのままでもOK)
- 完成。
すごいのが出来たような気がするけど、材料費はたぶん150円以下。
しかも、洗い物は鍋ひとつで済む。
控えめに言って、底辺の奇跡。
■ 調味料で味変&満足度アップ

ラーメンそのままでも十分だけど、
ここにちょい足しするだけで“満漢全席感”が出る。
- ごま油→香りがプロっぽくなる
- にんにくチューブ→パンチが出て食欲爆発
- マヨネーズ→こってり濃厚系に早変わり
- 一味 or 七味→ピリ辛で体が温まる
何より「自分でアレンジしてる感」が満足度を倍増させる。
食ってる最中に、「あ、これ次は○○入れてみよう」って妄想が止まらない。
これ、底辺流のグルメ旅なんだよな。
■ なぜかテンションが上がる、“ごった煮感”
正直、見た目は汚い。
ごちゃごちゃしてるし、具が沈んでるし、麺もぐちゃっとしてる。
でもね、箸を突っ込んだときのワクワク感があるのよ。
「あ、ここにキャベツの芯が!」
「うおっ、卵が半熟で残ってた!」
「この焦げ目、昨日のウィンナーじゃん!」
具材が多い=口の中が楽しい。
“何が出るかわからん宝探し”みたいなラーメン。
金はないけど、テンションは上がる。

■ 意外と栄養バランスもマシになる
一人暮らしの貧乏飯って、たいてい栄養が偏る。
でも、ラーメンに余り野菜とか卵とか入れると、意外と栄養取れる。
・キャベツで食物繊維
・卵でたんぱく質
・ネギでビタミンC(かもしれない)
もちろん、栄養士に怒られるレベルではある。
でも、何も食わずに寝るよりは100倍マシ。
「とにかく生きる」ってときには、これで十分だ。
■ 一杯で満足。“貧乏グルメ”の極み
食べ終わった後、満腹感がすごい。
「あー、今日の飯もうこれでいいわ」ってなる。
しかも、満足してる。
なんだこの“コスパ満足度”の高さ。
金持ちの贅沢ディナーじゃ味わえない、“自己肯定感のある満腹感”。
これが袋ラーメン全部ぶっこみ飯の真髄なんだよ。

【まとめ】ラーメンに、希望を全部入れてみた

・袋ラーメンは貧乏人のキャンバス
・余り物ぶっこめば、それっぽい料理になる
・調味料でプロっぽさアップ
・栄養も意外と取れるし、満足感がすごい
・何より、「自分で作った感」がうれしい
金がないとき、人は色んなものを諦めがちだけど、
**「うまい飯だけは諦めなくていい」**って、袋ラーメンが教えてくれた。
次回は、「お好み焼き(もどき)は粉と水だけでもウマい説」について。
生地が命?いや、命のギリギリでも、工夫次第でウマくなる。
